
田中 大輝2012年から2018年まで、渋谷の大型フィットネスクラブでグループインストラクターとして働いていました。1クラス30人以上を担当することもあり、「全員に目が届かない」という感覚がずっとありました。退会者のアンケートを読むと、「続けられなかった」「変化を感じられなかった」という回答が多く、それが自分の問題でもあると思うようになりました。2018年の秋、クラブを辞めてオーストラリアのメルボルンに渡り、Functional Movement Systems(FMS)の上級資格を取得しました。
帰国後、中目黒の住宅街の一角にある元倉庫を借り、2019年3月にDex CoreBlendをオープンしました。最初の3ヶ月は会員が4人しかいませんでした。宣伝費をかける余裕もなく、近所のカフェにチラシを置かせてもらったり、知人のヨガスタジオで体験会を開いたりしながら、少しずつ口コミで広がっていきました。「少人数でちゃんと見てもらえる」という評判が定着したのは、2020年の初め頃です。コロナ禍でオンラインコーチングを始めたことで、東京以外の会員も増えました。
新しいジムに入会したとき、最初にバーベルを握らせてもらえないと少し拍子抜けする人もいるかもしれない。しかしDex CoreBlendでは初回の30分間をトレーニングではなく「動作スクリーニング」に使う。これは気まぐれな方針ではなく、Functional Movement Screen(FMS)という標準化された評価プロトコルに基づいた判断だ。なぜ動き方を測定することがそれほど重要なのか。端的に言えば、動作パターンの欠陥を抱えたまま強度を高めると、筋力ではなくリスクを積み上げることになるからだ。この記事では、FMSの7つの評価項目とスコアリングの仕組みを一つずつ解説し、そのスコアがどのようにプログラム設計の判断を左右するのかを具体的に追う。
続きを読む →ケトルベルスイングは「シンプルな動き」として紹介されることが多い。しかし当スタジオで初心者クラスの参加者30人の動作を記録・分析したところ、腰部に過剰な負荷がかかるパターンは驚くほど一貫していた。問題は筋力不足ではなく、動作の「前提となる認識のズレ」にあることがほとんどだった。この記事では、そのズレを3つのチェックポイントとして整理し、正しいヒンジパターンをどう身体に覚え込ませるかを具体的に示す。道具も特別な知識も必要ない。必要なのは、自分の動きを少し違う角度から見る習慣だけだ。
続きを読む →産後の体幹トレーニングについて、「腹筋運動はいつから始めていいのか」という質問をよく耳にする。だが問い方そのものがすでに順番を間違えている。骨盤底筋の機能を確認しないまま負荷をかけた体幹トレーニングを行うと、腹腔内圧が骨盤底に集中し、尿漏れや骨盤臓器脱のリスクを高める可能性がある。産後ケアの専門家の間では、「体幹の回復は骨盤底筋の機能評価から始まる」というコンセンサスが広まりつつあるが、その順番を具体的に解説したコンテンツは日本語でまだ少ない。この記事では、産後8週以降を対象に、骨盤底筋の状態をどのように評価し、そこからどういう順序でトレーニング負荷を上げていくかを、段階ごとに整理する。
続きを読む →"以前は週3回ジムに通っていたのに腰痛が治らなかったのですが、ここで動作スクリーニングを受けて初めて「左の股関節が硬い」という原因がわかりました。3ヶ月で腰の違和感がほぼなくなりました。"
"1クラス6人というのが最初は少なすぎると思っていたのですが、実際に受けてみると田中 大輝回フォームを直してもらえるので、むしろこれが普通になってしまいました。大きいジムには戻れないです。"
"産後8ヶ月で入会しました。骨盤底筋のことを最初から考えてプログラムを組んでくれたので、安心して通えました。月次レポートで体組成の変化が数字で見えるのも、続けるモチベーションになっています。"